織り上がった織物(特に麻生地)の表面は糸の毛羽が多く、そのままではチクチクして肌触りが悪く、生地としては使いにくいです。
そこで表面の毛羽を裏表とも、ガスバーナーで焼いて除去します。これを毛焼きといいます。
毛焼き機は1回通すと、両面が焼けるようになっていますが、毛羽の状態(多い少ない)によって、複数回毛焼きします。
表面の毛羽だけを焼いて、織物自体が燃えてしまわないように、細心の注意が必要です。
糸は糸加工や染色の際に糊がついています。また機屋さんでは織りやすいように糸に油やシリコン等を付加して、糸切れ無く滑りを良くして織ります。
それらの不純物がそのまま残ってしまうと、風合いの揃った良い生地には仕上がりません。
そこで糊抜き剤に浸けて不純物を取ってから、生地をロープ状にしてきれいに水洗します。
通常の加工場では機械で水洗しますが、弊社ではシワ形状を美しく残すために、人力で一反ずつ2回引っ張って水洗をしています。
糊抜き水洗した生地を脱水機で絞り、竹ざおが並んでいる乾燥室に一反ずつ干します。干した後で蒸気を乾燥室に入れ、室温を約45℃にしてファンで風を回して、一晩かけてゆっくりと乾燥します。
通常の加工場では機械で引っ張って乾燥しますが、弊社では手間をかけてでもシワ形状をしっかりと形良く残すために、このように乾燥しています。
自然乾燥なので生地が、リラックスして無理無く縮まります。
この時にシワがしっかりと固着され、洗濯時の収縮率の安定性が向上します。
糊抜き水洗した生地を脱水機で絞り、竹ざおが並んでいる乾燥室に一反ずつ干します。干した後で蒸気を乾燥室に入れ、室温を約45℃にしてファンで風を回して、一晩かけてゆっくりと乾燥します。
通常の加工場では機械で引っ張って乾燥しますが、弊社では手間はかかりますがシワ形状をしっかりと形良く残すために、このように乾燥しています。
自然乾燥なので生地が、無理無く縮まります。
この時にシワがしっかりと固着され、洗濯時の収縮率の安定性が向上します。